MITOMA
MITOMAは、物・人・空間の関係を“ごくわずかな差異”によって変化させる棚である。パネルの“角と角”だけで成立させることで、あえて非合理な接点をつくり出している。そこで生まれるわずかなズレが、物を置く意識や視線の流れをそっと変え、身体と物との距離感に微細な揺らぎをもたらす。物を支える構造でありながら、どこか浮いているように見える姿は、機能と存在の境界に余白を生み、日常のふるまいを更新する。
『三笘の1ミリ』のように、決定的な変化はほんのわずかなことから始まる。
Saki Takeshita
1996年福岡県生まれ。2019年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、日本デザインセンター三澤デザイン研究室を経て独立。ギターのエフェクターからインテリアプロダクトなど幅広くデザインし、国内外で作品制作・発表を行う。主な受賞・展示に2017年台北松山文創園区アーティストレジデンス個展、TOKYO MIDTOWN AWARD 2018優秀賞、2019年武蔵野美術大学卒業制作優秀賞、「ミラノサローネ」(イタリア、2023)2024年 DESIGNARTTOKYO2024 UNDER30選出など
EXHIBITION / AWARD
- 2024年 bud brand 奨励賞
- 2019年 武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞
- 2018年 TOKYO MIDTOWN AWARD 優秀賞