ABOUT
DESINTIDE TOKYO 2025は、公募から選ばれたクリエイターによる展示を行うMain exhibitionと、その出展者の作品や思考の断片を販売するMarket、選抜された学生による展示のClass of 2025、様々なジャンルの有識者による公開収録型のトーク等、メイン会場を軸に、「デザイン」を通してWebやSNS等の平面的な情報では感じる事のできない、体験や熱量という立体的な場を生み出します。
また、その熱量を維持する為に、従来のフォーマットに加え、会期中の会場外への繋がりや、持続的なデザイナーとのコミュニケーション、コミュニティ構築、国内外へのデザイナーのビジネスへの発展補助等を行い、日本のコンテンポラリーデザインにおけるプラットフォームとして存在し、日本のコンテンポラリーデザインの潮流を示しながら世界に届ける事を目的としています。
DESIGNTIDEとは?
DESIGNTIDE TOKYO は、エキシビションとマーケットで構成された、プロダクトデザインを中心にこれからのデザインの潮流(TIDE)を見い出し、共有していくデザインイベントです。
1990年代から2000年代初頭にかけて東京で開催されていたデザインイベント「HAPPENING」や「TOKYO DESIGNERS BLOCK」の精神を継承し、2005年に「DESIGNTIDE」として誕生。2008年に「DESIGNTIDE TOKYO」へと名称を改め、2012年まで東京ミッドタウンをメイン会場に、毎年秋に開催されてきました。
12年間の休止期間を経て、2024年に再始動。東京のクリエイティブシーンに再び新たなデザインの潮流を生み出すべく復活しました。
国内外の招待デザイナーや公募によって選出されたデザイナーによる、商業性にとらわれない実験的・先進的な作品が展示されます。会場構成には若手の建築家やデザイナーを起用し、メイン会場そのものが創造的な表現の場となるよう計画されています。作品と空間が一体となることで、来場者に新たな視点と体験をもたらします。
VENUE DESIGN
TOUCH IT, BRING IT, PLACE IT, USE IT, WATCH IT, LEAVE IT, STOP — UPDATE IT
Touch it, bring it, place it, use it, watch it, leave it, stop — update it
Change it, add it, move it, drag it, turn it, check it, quick — unlock it
Use it, fill it, load it, view it, touch it, view it, quick — erase it
Change it, move it, drag it, turn it, lay it, check it, stop — rename it
Use it, fill it, load it, view it, touch it, sell it, now — return it
我々の会場設計は上記された動詞群のように、単一素材のモジュール式システムで全く要望の異なる三つの会期の全てに柔軟に対応し、会期を通じて絶えず変化する展示空間を提案する。
会場設計者:UM
UMは大沼雄一郎、高橋孝太、高橋優太と宮下翔多の4人により2023年に設立された、東京とブリュッセルを拠点に活動する建築・デザインコレクティブ。バックグランドが異なるメンバーをはじめ、施主や施工者との対話を通じてアイディアや方法論を変化、拡張し、固定化された建築スタイルに捉われることなくプロジェクトに取り組んでいる。
大沼雄一郎 Yuichiro Onuma
1986年ベルギー生まれ。2008年慶應大学SFC、2013年オスロ建築大学大学院修了。OFFICE Kersten Geers David Van Severenを経て個人事務所を設立後、2023年にUMを共同設立。
高橋孝太 Kota Takahashi
1986年新潟県生まれ。2010年芝浦工業大学、2012年芝浦工業大学大学院修了。坂東幸輔建築設計事務所、Issei Suma / Island and office を経て、2023年にUMを共同設立。
高橋優太 Yuta Takahashi
1986年新潟県生まれ。2012年東京都市大学大学院修了後、2013年オスロ建築大学大学院に交換留学。日建設計、AAOAAを経て、2023年にUMを共同設立。
宮下翔多 Shota Miyashita
1988年愛知県生まれ。2014年オスロ建築大学大学院に交換留学後、2015年東京都市大学大学院修了。スキーマ建築計画を経て2023年にUM共同設立。
GRAPHIC DESIGN
変動するグラデーション
SNSがコミュニケーションの主流にある今、デザイナーが個々に声を発することが以前に比べて容易になった。今年のグラフィックは、そうした時代における「東京でデザイナーを集めたデザインイベントを行う意義」を骨子としている。
リアルな場所で行われるイベントは足を運んでもらわなければならず、SNSにおけるグラフィックのような受動的な形はとれない。それゆえわざわざ来てくれた人に特別な体験となるべきものであり、今年のデザインコンセプト「変動するグラデーション」も体感する、能動的に観てもらうことで機能するものにした。
「変動するグラデーション」と呼ぶ今回のグラフィックは、 印刷による2つのスリットを使った動くグラデーション“映像”であり、印刷、グラフィックにおける新たなトライアルでもある。色面が徐々に変わるいわゆるグラデーションの手法ではないそのアイディアに、スタッフは当初「?」となっていたが、テストを重ね、印刷物が動くところまでこれた。WEBデザインも同様の手法を用いている。
わざわざ訪れていただく会場で、ウェブサイトで、グラフィックもDESIGNTIDEが提供する特別な体験の中のひとつになれたらうれしい。ぜひ足を運び体験してもらいたい。
There There Ltd.
MEMBER
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Director:
- Hirofumi Akimoto (E&Y Co.,Ltd.)
- Jill Singer (Sight Unseen)
- Monica Khemsurov (Sight Unseen)
- Oli Stratford (Disegno Journal)
- Yuri Suzuki (Yuri Suzuki Ltd.)
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Art Directior:
- Kazune Watanabe (There There Ltd.)
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Constructor:
- Yuki Shibata (TANK,Ltd.)
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Market producer:
- Koji Yamamoto (OCTBR / Ilmm)
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Editor:
- Hiroyuki Yamaguchi (good and son)
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Project manager:
- Akiko Saito (Components.)
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Collaborator:
- Irene Yamaguchi
- Shi Xiaojun
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Supervisor:
- Misako Fujimoto (inu.llc)
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Founder:
- Tsuyoshi Matsuzawa (E&Y Co.,Ltd.)