DESIGNTIDE TOKYO

fading memory

うつろうきおく

12年ぶりに復活するDESIGNTIDE TOKYO。ふと12年前に飾られていた作品はどうなったのかなと考えた。

展示会に作品を出す作家は自分の考えを形にして展示し、それを見た人の色々な反応を感じてそれを次の制作に活かすことができる。展示期間中は良いのだが、展示後倉庫に"残る"作品に何かモヤモヤした気持ちがあった。

今回の展示では展示後は消えてしまうような儚い物を制作したいと考えた。フッと一息で飛んでしまうような、少し崩すと機能が止まるようなそんな脆さをまとったfading memoryは細かい銅粉に電気を通すことで機能しています。銅粉で出来た模様には機能があり、その模様を崩すと機能も消えてしまいます。

Norihiko Terayama

日本にてデザインを学んだ後、オランダ‘Design Academy Eindhoven’に留学。在学中にオランダのコンセプチュアルデザインを体感し、‘Studio Richard Hutten’‘MVRDV’にて研修。帰国後‘studio note’を立ち上げ多岐に渡りデザイン活動を行なう。またアート活動もしており海外アートフェアにも多数参加している。

https://www.instagram.com/norihiko_terayama/?hl=ja