DESIGNTIDE TOKYO

When Clothing Learns from Skin

衣服が皮膚から学ぶとき

この展示は、私たちのデザインプロセスの一部です。
何か取ろうと手を伸ばしたり、自転車をこいだりするときに、服がきゅうくつに感じた経験はきっと誰にでもあると思います。でももし、身体と一緒に動く服があるとしたら? そこで、バイオメカニクスの専門家である東京大学の荻原直道博士と一緒に実験を始めました。モーションキャプチャー技術を使って、日常生活における人間の皮膚の動きと衣服の動きを解析した結果、普段あまり意識することはありませんが、私たちの皮膚は思いのほかよく伸びて、よく縮むことがわかりました。
ポスタルコのフリーアームウェアは、肩甲骨の動きに合わせて設計されたV字型のプリーツとユニークな形状で、人間の皮膚が持つ柔軟性に追従するウェアです。

Postalco Design Studio

私たちは日々の暮らしに着目した独自の製品を、東京を拠点に作り続けているデザインスタジオです。
革製の書類入れから、衣類、ペン、キーホルダー、バッグなどに独自の考えを応用してきました。性別、年齢、国籍を問わず愛されるプロダクトは、使い捨てが増える時代において永く使われることを想定して作られ、生活することを軽くみないで、そこにこそ驚きや、発見のよろこび、Fun(たのしさ)をみつけようとする姿勢につらぬかれています。そのデザインはUnderstatement(控えめ)でありながらUtility(実用性)にすぐれていて、どこかしらWarmth(ぬくもり)があります。

https://postalco.com/
EXHIBITION / AWARD
  • 2009: Postalco Up Until Now / CLASKA 3F Gallery & Shop Do, Tokyo, Japan
  • 2012: Wheel Printer / Creation Gallery G8, Tokyo, Japan
  • 2014: Thinking Hand / 21_21 DESIGN SIGHT, Tokyo, Japan
  • 2017: Tool Roots / Ginza Maison Hermès, Tokyo, Japan
  • 2022: Body Centered / Karimoku Commons, Tokyo, Japan