DESIGNTIDE TOKYO

FLOW - PAINTING -

フロー - ペインティング -

FLOW

このプロジェクトは多くの使用可能な建築資材が廃棄され、新しい資材で空間を作り続ける“スクラップアンドビルトへの問いから始まった。私たちは廃棄される資材の中で最も多いマテリアルの一つである内装下地材LGS(軽量鉄骨)に着目している。
これはいつか解体されることを前提に空間を構築し、最も純度の高い素材を活用して空間をデザインするという新しい試みであり、解体後の建材を再利用・再生し、最小限の部材で家具へと再構築する取り組みである。産業廃棄物を出さない流動的なマテリアルライフサイクルの実現に挑戦している。

-PAINTING-

“PAINTING“は修復行為のひとつであり、人と建築、インテリア、オブジェとの関係において持続的にものを使い続けるために営まれる最も原始的かつ日常的な行為である。
私は廃棄される軽量下地材に色の層を持つための実験を繰り返すことから修復という最も原始的で日常的な行為を再検討し、再定義する。
この行為は素材を捨てずに使い続ける可能性の提案であると同時に、素材の持つ個性や色彩から生まれる美学の探求でもある。

山本 大介

山本大介はインテリアデザインや建築をバックグラウンドに持ち、オブジェクトと建築環境の関係性に焦点を当て活動。 2022年にデザイン領域に捉われず包括的なデザイン思考を持ち活動を行う山本大介デザインスタジオを設立。人間、素材、技術、社会環境 、歴史、美学への深い考 察 か ら 実験的、コンセプチュアルな再考を通じて、機能の境界を曖昧にし、人と物体と社会環境を巡るデザインの可能性を追求している。

https://www.instagram.com/daisukeyamamoto_design/
EXHIBITION / AWARD
  • 2024 GSL GALLERY/「BLUE STEEL」 - Curated by Kristen de La Valliere (SAY HI TO) and John Whelan ,Paris, France
  • 2024 ADI DESIGN MUSEUM /「SIMPLE -Japanese Design-」 Milan ,Italy
  • 2024 VASTO GALLERY / 「Collectible design」Barcelona,Spain
  • 2023 : DROPCITY MILAN DESIGN WEEK「FLOW - Future Landfill」Milan,Italy
  • 2022 : TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH /「 Design for Sustainable future」 , DESIGNART /「FLOW - Fluid Material Cycle 」, Tokyo, Japan